2018年5月12日(土)
19時57分~21時00分
『世界!極タウンに住んでみる』
今回は、メキシコの大渓谷に住む
未開民族の村に、移住人が向かいます。
その村は、村人全員が巨大渓谷を
全速力で走りまくっているのだとか!
標高2300mの断崖絶壁を
1日250kmも走るそうです!
彼らは、ララムリ=タラウマラ族
と呼ばれていて、マラソン界では
知られた存在だそうです。
ララムリ=タラウマラ族とは?
ララムリの村はどこにあるのか?
なぜ断崖絶壁を走る?
ワラジとは?
気になることを調べてみました。
<目次>
- ララムリ=タラウマラ族とはどんな民族?
- ララムリ(走る民族)の村はどこにある?
- ララムリ(走る民族)はなぜ断崖絶壁を走る?
- ララムリ(走る民族)のワラジとは?
ララムリ=タラウマラ族とはどんな民族?
ララムリという言葉は、
タラウマラ語で「はだしのランナー」
または「速く走るもの」を意味するそうです。
◆ララムリ
めちゃめちゃ笑顔で
楽しそうに走っていますね~
男性は、ぶかぶかの半ズボンに
スモッグ風のカラフルな
民族衣装を身にまとって
まさに全力疾走です^^
◆オムギ
女性も走ります!
カラフルな民族衣装で、
なんと!スカートですよ^^;
ちょっとその辺に散歩に
行くような軽装ですよね。
スペイン人によって発見された当初は
タラウマラ族と名付けられていましたが、
もともとはララムリと呼ばれていたそうです。
ララムリは、特に男性の呼び方で
女性は、オムギと呼ばれるそうな。
走ることが何よりも好きで、
老若男女、暇さえあれば一人で、
また仲間と一緒に走っています。
走ることが本当に好きなんですね^^
しかも、走るのが相当早いらしいです。
走ることを仕事にすればいいのに
と思いますが、陸上の走る競技などで
あまりララムリって聞かないような?
最近は、マラソン競技などに
出場するようになってきたらしいですが、
かなりシャイな民族らしく
大会に出たり注目されたりするのが
苦手な人が多いからみたいですね^^
ララムリ(走る民族)の村はどこにある?
ララムリ=タラウマラ族は、
メキシコのチワワ州コッパーキャニオン
という山岳地帯に住む先住民族です。
ララムリの村は
どこにあるのか見ていきましょう。
◆コッパーキャニオン
コッパーキャニオンは、
アメリカのグランドキャニオンにも負けない
素晴らしい景色の大渓谷だそうです。
ララムリの村はこの大渓谷にあります。
随分と、険しい場所に住んでますよね。
17世紀のスペイン侵略の時に、
戦いから逃れるために
高地の山間に移り住んだのだそうです。
なるほど、生き抜くために
必要に迫られていたんですね。
ララムリはこの険しい場所で
どんな暮らしをしているんでしょう?
ララムリ(走る民族)はなぜ断崖絶壁を走る?
ララムリは、大渓谷で
どんな暮らしをしているのか
気になりますよね。
なぜ、断崖絶壁を走るのか?
それでは、見ていきましょう。
◆断崖絶壁の横穴
画像の赤く囲んだ辺りには、かつて
ララムリが住んでいた横穴があるそうです。
道もなさそうな断崖絶壁に
どうやって横穴を掘って
生活していたのか、全く想像できません!
500年前スペインに侵略されて
洞窟に移り住み、いつでも峡谷に逃げ出せるよう、
走るようになったという歴史があり、
今でも洞窟に住み続ける人々がいるそうです。
もともとは、逃げ足を鍛えるために
断崖絶壁を走っていたんですね。
逃げる必要のなくなった現代は
走らなくても良い気がしますが、
危険に対する人の本能で
ララムリの遺伝子に走ることが
刻み込まれたんでしょうか?
普段の暮らしは、何をするにも
断崖絶壁を行き来しなくては
成り立たないので、
水を汲みにいく女性も
ヤギの遊牧に行く子供も
ララムリの村人は、全員が
断崖絶壁を走って移動します。
標高2300mを超えるような
酸素が薄い高地で、険しい山道を
毎日、走って生活するララムリは
全員が一流のアスリートですね^^
ララムリ(走る民族)のワラジとは?
ララムリは、ワラジと呼ばれる
サンダルを履いて走ります。
ワラジって、日本人が昔履いていた
あの「わらじ」でしょうか?
◆ワラジ
出典:https://mexico-market.net
ワラジの画像がコレです。
日本古来の「わらじ」とは違いますね。
どちらかというと、
古代ギリシャの人々が履いていた
サンダル風の靴に近いですね。
ワラジの実際の発音は、ワラチもしくは
ワラーチェだそうですが、
日本人が聞くと馴染みのある
ワラジという単語に聞こえるようですね^^
このワラジですが、素材に驚きます。
底の部分が、古タイヤの切れ端で
出来ているのだそうです。
なんだか滑りそうですし
走りにくくないんでしょうか?
クッション性にすぐれた
フィット感のあるランニングシューズを
見慣れている私たちには
驚きの靴ですよね^^;
このワラジですが、日本では
ファッションとして、逆輸入?
されていました。
◆ララムリ ワラジ
紐の色や太さや柄を変えるだけで
こんなにもオシャレなサンダルに
なるんですね~
日本では、ワラジを自分で手作りする
ワークショップなんかも開催されていました。
確かに簡単に作れそうですよね!
まとめ
メキシコの大渓谷に住む
ララムリは村人全員断崖絶壁を
全速力で走り、生活している民族でした。
シャイな人々なので、競技大会などへは
最近やっと出場し始めたようなので
これから、目にする機会が
増えるかもしれませんね。
オリンピックで見られるのも
そう、遠くないかもしれませんよ^^